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「商品を売っていては、売上は上がりにくい」

「商品を売っていては、売上は上がりにくい」

​夏の足音が聞こえるくらい日差しが強くなり、
気温が上がって来ましたね!

先日、高知県から両親が来てくれた際に、
埼玉県川越市の「小江戸」に行って来ました。

古き良き日本の街並みが残っていて、
街道沿いには美味しそうな食べ物がズラリ。
両親も私も、とても楽しむ事が出来ました。

天気が良かった事もあって、すごい数の人で、
半分くらいはインバウンドだったでしょうか。
経済が回り始めているのを感じる光景でした。

とても魅力的な観光地だったので、
近くに行かれた際は、ぜひ立ち寄ってみてください!





さて、本題に入ります。


本日は、

「商品を売っていては、売上は上がりにくい」

というテーマで話をしていきます。




まず初めに質問をさせてください。



御社の営業や販促活動は
「商品」の売り込みをしていませんか?



もう少し細かく言うと、


「商品」の性能や特徴を熱心に説明して
買ってもらおうとしていませんか?


ハッキリ申し上げると、
このような営業・販促活動では
売上は上がりにくいです。
特に、新規客の場合はこの傾向が強いです。


なぜならば、お客様が欲しい情報を
提供していないからです。


マーケティングの有名な格言に、
以下のようなものがあります。


「ドリルを買いに来た人が欲しいのは、
ドリルではなく”穴”である」


お店にドリルを買いに来た人は、
ドリルという「商品」が欲しい訳ではなくて、
ドリルを使う事によって得られる“穴”という
「価値」を求めているという事です。


例えば、機械装置メーカーに
ネジを売る場合を考えてみましょう。


「商品」を売り込んでいる場合は、
ネジの耐摩耗性や高い硬度などを
売り込む事になるでしょう。


しかし、これではお客様の反応は
「ふーん」といった具合になります。


これを変えて、興味を持ってもらうには
どうすれば良いか?

上のドリルの場合と同じです。

ネジを買う事によって、
お客様が得られる「価値」を説明するのです。


例えば、ネジを使って頂く事で、

「お客様の機械装置の能力が〇〇%向上する」

「年間コストが△△%削減出来る」

「耐久性が向上する事で調達頻度が
下げられるため、□□さんの仕事も楽になる」

といった具合です。


つまり、
御社の商品を購入する事でお客様が

「どうなれるのか?」
「どんな価値を得られるのか?」

が本当に伝えるべき情報だという事です。



このお客様が得られる「価値」の事を、
「ベネフィット」(便益)と表現したりします。



そして大事なのは、
同じ商品を売っていたとしても、
感じる価値や受け取るベネフィットは
お客様によって異なるという点です。


お客様の状況や求める価値などは、
人により異なり、千差万別だからです。


ですので、ターゲットとするお客様が、

「どんな価値を求めているのか?」
「どんなベネフィットで喜んでくれるのか?」

を考えて、提案する必要があるのです。


すごく当たり前の事ですが、
出来ている企業・営業パーソンは
一握りしかいないと言って良いでしょう。


逆に言うと、この観点を持って営業・販促活動を
行えるようになると間違いなく売上は上がります!


ぜひ、日ごろから意識して
取り組むようにして頂ければと思います。


それでは本日の内容は以上とさせて頂きます。

最後までお読み頂き、
ありがとうございました。

次回配信をお楽しみに♪​