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「値下げをする目的」

「値下げをする目的」

​7月3日に新紙幣が発行されましたね!

新紙幣発行の最大の目的は
偽造防止とされています。

他にも犯罪や脱税等で入手された
旧紙幣の「タンス預金」をあぶり出す
という裏の目的もあるようです。

他方では新紙幣に対応する機器の入替等で
多くの事業者が負担を強いられています。

ほとんど現金を使わなくなった私としては、
多くの犠牲を払ってまで行う必要があるのか
と感じてしまいます。

と言いつつも、新紙幣が回って来たら
ハシャイでしまいそうですが。笑





さて、本題に入ります。


本日は、

「値下げをする目的」

というテーマで話をしていきます。



販売不振で売上が伸び悩んだ時。
値下げをして売ろうとする方はとても多いです。



先に結論から申し上げます。

目的に合わない値下げはやめましょう!


まず、大前提から確認をさせてください。


御社は何のために、
事業をしていますでしょうか?

・社会貢献したい!
・困っている人を助けたい!
・多くの人に喜んでもらいたい!
・豊かになりたい!       etc…


様々な理念や志をもって
事業をされているハズです。


この理念や志を御社が成し遂げるためには、
持続的に経営していく必要がありますよね?


そして、持続的に経営していくためには
利益が必要ですよね?


この利益を得るために、
売上を上げるのですよね?


利益=売上―経費 です。

仮に売上が100円だったとして、
経費も100円であれば利益は0円です。


つまり、売上だけあがっても、
利益は確保できないため持続経営は難しく、
理念や志といった存在理由も
成し遂げられなくなってしまいます。


このように、利益を確保する持続経営をして
理念や志を成し遂げていくには、基本的に
値下げはすべきではないのです。


そもそも、値下げや低価格は顧客を多く抱え、
資金が潤沢にある大企業に適した戦略です。


ニッチ市場で差別化を図る、
資金が潤沢でない中小企業にとっては
不向きな戦略なのです。


なので、
大前提として値下げは止めましょう!


しかし、目的によっては
値下げが適しているケースがあります。

例えば、商品が廃盤となるため、
在庫を残さず売り切ってしまいたい場合です。


この場合は
値下げをしてでも売った方が良いでしょう。


しかし、商品を改廃する際は注意が必要です。


顧客心理の中には過去の購買体験から築いた
内的参照価格というものがあります。


廃盤時に旧商品値下げをしたことにより、
新商品を「高い!」と感じてしまう
可能性があります。


このように後継商品の予定がある場合には、
その売上に影響を及ぼさないか等も
考慮して価格戦略を練る必要があります。


価格戦略は非常に重要な要素です。


短期的な売上を追うのではなく、
何のための売上なのか、
価格を変えることでどんな影響が出るのかを
よく考えたうえで決めていきましょう!


繰り返しになりますが、
目的に合わない値下げはやめて、


価格を下げるのではなく、
価値を上げることで
顧客に満足してもらいましょう!


それでは、
本日の内容は以上とさせて頂きます。

最後までお読み頂き、
ありがとうございました。

次回配信をお楽しみに♪​