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売上づくりのヒントを更新しています。
価格は「価値」の対価 2022年8月31日
先日、「原宿表参道元気祭 スーパーよさこい」を見に行って来ました。
地元高知の「よさこい」が大都会で開催されるお祭りなんですね!
コロナ禍によって3年ぶりの開催とのことです。
多くの観客もいて、踊り子達が楽しそうに踊っている姿が見れて、
「日本はまだまだ頑張れる!」と元気をもらった一日でした!笑
さて、本題に入ります。
円安や原油高、ウクライナ情勢などによる原材料高に
悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
原材料高となると、価格改定をすべきかと考える必要が出て来ます。
そして、価格の考え方について悩んでいる方も多いと思います。
本日は、価格設定についてお話していきたいと思います。
価格設定って、難しいですよね。
みなさんご存知、焼き鳥チェーンの鳥貴族は280円から298円に
一律値上げした結果、客離れを招き、純利益3割減となった事があるそうです。
逆に、消費税が3%から5%に上がったときイトーヨーカ堂が打ち出した
「消費税分還元セール」は大成功して、売上は6割増となったようです。
このように価格設定によって、結果が大きく異なります。
売上は業績を直撃しますので、事業継続に影響を及ぼすような場合もあるのです。
そもそも価格とはなんでしょうか?
結論から言うと、
『 価格は「価値」の対価 』 です。
お客様が「買う」というときを考えてみましょう。
お客様が得られる「価値」 > お客様が払う価格
というときにお客様は「買う」という決断をします。
逆に「高いから買わない」となる場合の原因を考えてみましょう。
①、価格が価値に見合っていない
お客様からみて、「得られる価値」が「価格」と釣り合っていないと
「高すぎる」ということになります。
これは、「価格設定」の問題でもありますが、根本は
「元々の商品・サービスに価値がない・少ない、足りない」ということです。
この場合、「価格を下げる」or「商品・サービスの価値を上げる」ということになります。
②、価値がお客様に伝わっていない
商品・サービスに価値があったとしても、
「価値がお客様に伝わっていなければ、価値がないと見られる」ということになります。
この場合は、価格を下げるよりも
「きちんと価値を伝え切る」ということが重要です。
③、ターゲットの設定が間違っている
商品・サービスに価値があり、それをきちんと伝えても、
「ターゲットを間違っていたら、高すぎると言われる」ということもあります。
商品・サービスの「価値」を認めない人に提案したら、その価値を伝えても刺さりません。
ですから「高すぎる」と言われるでしょう。
極端な話、予算が1万円しかない人に、3万円のものを提案したら、
どんなに価値のあるものだったとしても「高すぎる」(=予算に合わない)と言われます。
この場合、価格設定をいじるよりも「きちんとしたターゲットに伝える」が大事になります。
ここまで見て来たように、お客様から「高すぎる」と言われる場合、
「必ずしも価格設定の問題ではない」ということが多くあります。
まずは、「価格が価値に見合っているか」を良く吟味しましょう!
価格と価値が見合っていると判断出来る場合は、
「ターゲットは妥当か」、「価値がきちんと伝わっているか」を見ていきましょう!
「価値」が価格に見合っている商品・サービスであり、妥当なターゲットに、
その「価値」きちんと伝えられていれば、お客様は「買う」という決断をしてくれるのです!
今回の『 価格は「価値」の対価 』というお話は以上とさせて頂きます。
「価格が価値に見合っているか」を判断する方法としては、原価から計算したり、
競合商品と比較したり、提供出来るメリットから逆算したりなど、様々な方法があります。
また、価格設定は非常に要素が多く、難しいテーマでもあります。
ご要望がありましたら、続編もお送りしますので、ドシドシご連絡ください!
それでは、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次回配信をお楽しみに♪