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売れ続けるための第一歩はMVVから  2023年1月4日

売れ続けるための第一歩はMVVから  2023年1月4日

​新年明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

「売上づくり」軍師 和田淳之介です。

2023年となりましたね!
素敵な年越しが出来ましたでしょうか?

私は、紅白歌合戦でMISIAが歌った所までは
何とか起きていたのですが、眠さがMAXで、
夢の中で新年を迎えました。笑

本年は卯年(うさぎ年)です。
卯年はその飛び姿から「飛躍」「向上」の年と
昔から親しまれて来たようです。

これにあやかって、仕事面では
売上・業績が大きく「飛躍」して、
安定・幸福度が「向上」する年に
していきたいものですね!

新たな気持ちで、また一歩一歩、
歩んで行きましょう!



さて、本題に入ります。


本日は、

『売れ続けるための第一歩はMVVから』

MVV=ミッション・ビジョン・バリュー

というテーマで話をしていきます。



新年一発目という事もあり、
根本的な話をしていきたいと思います。

「もう既に知っているよ、実践しているよ」
という場合は復習のつもりで読んで頂けると
幸いです。


「中長期的に売れ続ける」、そのためには、
売れ続ける『理由』が必要です。


売れ続ける『理由』は、
一貫性のある太い幹である必要があります。


場当たり的なフラフラした理由では、
一度は試し買いをしてもらえたとしても、
売れ続ける事は出来ないのです。



売れ続ける『理由』をつくる第一歩は、

「ミッション・ビジョン・バリュー(MVV)」

を設定する事からです。


当たり前過ぎて、深く考える機会や時間を
持たなかったりする企業が多いのも事実です。


ですが、全ての企業活動の基礎となる
部分ですので、何よりも大切な事なのです。

しっかりとした基礎、土台があるからこそ、
その上に立派な建物を建てられるのです。

新年のこの機会に、
ぜひ、じっくりと考えて頂ければと思います。




「ミッション・ビジョン・バリュー(MVV)」は
経営学者のピーター・ドラッカーによって
提唱されたものです。

全体像、関係性は下図のような形になります。



一つずつ解説していきます。



■ミッション

企業が果たすべき「使命」や「存在意義」が
これに当たります。

日本では「企業理念」「経営理念」と
呼んでいるものが近いと言えます。

・御社を何のために創業したのか?
・どんな社会を創り、どんな未来にしたいのか?
・社会にどんな価値を提供する存在でいたいのか?

などの最も源流となる要素です。


ミッションは企業の「核」となる普遍的な価値観
ですので、基本的には変わる事はありません。


ほぼ全ての企業が企業理念や創業の志を
持っていて共有されていると思いますので、
現状のものをそのまま使用頂ける場合が多いです。



■ビジョン

ミッションを実現するために必要な、
中長期的な「ありたい姿」「目指すべき理想像」
がビジョンに当たります。



日本の中小企業で設定されていないケースが
多いのがこの「ビジョン」です。


3~10年間の中長期的な視点で、

・どんな姿になっていきたいのか?
・どんな社会課題を解決していくのか?
・どんな人達にどんな価値を提供するのか?

を決めていくのです。


中期経営計画などは「ビジョン」を
より具体的な計画に落とし込んだものと
言えるでしょう。


目指すべき、且つ、全社員で共有すべき
目標としては、概念的な「ビジョン」の方が
中期経営計画よりも適しています。

よって、定められていない場合は、
「ビジョン」を定める事をおすすめ致します。


「ビジョン」は中長期的なものですので、
全社単位だけでなく、事業単位ごとに
設定していく事が可能です。


■バリュー

ミッション、ビジョンを実現するための
より具体的な指針のことです。

日本で馴染みのある呼び方だと
「行動指針」が一番近いと思います。


バリューを行う事で、
ビジョンが達成され、その先にある
ミッションを実現出来るようになる
という姿にする必要があるのです。


既に「行動指針」が定められている
企業も多いかと思います。

ですが、ビジョンと繋がっていないケースも
多く見られます。

そのような場合は、ビジョンの設定から
改めて行って頂く事をおすすめ致します。


以上が各項目の説明となります。




MVVを定めていく順番としては、
ミッション⇒ビジョン⇒バリューとなります。

最も川上であり源流である「ミッション」
から定めて行き、具体的な「バリュー」を
決めていくという流れになります。


この流れが詰まりや引っ掛かりがなく、
綺麗でスムーズであればあるほど、
得られる成果・実りは大きなものとなります。


ミッション・ビジョン・バリューは、
企業活動における『羅針盤』『道しるべ』
と呼べるものです。

企業活動という航海には様々な局面があります。
天候が悪い時もあるでしょう。
他の船に囲まれる事もあるでしょう。
魚が見つからない事もあるでしょう。
真っ暗な海を進む局面もあるでしょう。

そんな時、頼りになるのが、
「ミッション・ビジョン・バリュー」なのです。

船長である社長、乗組員である社員全員が
同じミッション・ビジョン・バリューを持つ事で
同じ方向に進む事が出来るのです。

そのためには、
何よりも全社員で考え、共有する事です。

経営陣のみで考え、掲示するだけでは、
効果は得られません。

全社員がワクワク・イキイキと働いてこその
成果であり、企業なのです。

ぜひ、みなさんで考えてみてください!



本日のテーマである
『売れ続けるための第一歩はMVVから』
についてのお話は以上となります。

最後までお読み頂き、
ありがとうございました。

それでは、次回配信をお楽しみに♪​