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「下請け脱却とは」

人気の飲食店やショップに行きたい時、
行列に並びますか?
最近、最寄駅に超人気ラーメン店が
出来たのですが、昼の時時間帯は
約2時間待ち。
最近良く行く表参道のドーナツ屋にも
驚くほどの長蛇の列。笑
行列は人気があったり、人が集まっていると
興味をひかれ、欲しくなるバンドワゴン効果
を生み、更に人気を高める効果があります。
理屈は分かりますし、
昔から空腹が一番のスパイスとも言いますが、
「ラーメンに2時間って!」と私なんかは
思ってしまいます。笑
価値観は人それぞれですね。
さて、本題に入ります。
本日は、
「下請け脱却とは」
というテーマで話をしていきます。
下請けや下請け脱却という言葉は
よく耳にすると思います。
特にこのメルマガ読者の多くが従事する
製造業では良く使われる言葉ですよね。
そして、
「下請け脱却をしたい!しなくては!」
と感じている方も多いかと思います。
ここで一つ質問です。
「下請けとは何でしょうか?」
脱却するにしても、何から脱却するのか
知っていなくてはいけないですよね。
改めて聞かれると、正確に答えられる方は
少ないのではないでしょうか。
正式に言うと、どのような取引が下請けに
該当するかは「下請法」で定義されています。
https://www.jftc.go.jp/shitauke/shitaukegaiyo/gaiyo.html
製造業の場合は、以下の2パターンが
下請法の対象となる取引になります。
① 資本金3億円超の事業者が3億円以下の事業者に委託する場合
② 資本金1千万円超3億円以下の事業者が
1千万円以下の事業者に委託する場合
定量的に企業規模が定義されている訳ですね。
強大な親事業者から注文が降りてきて、
中小・零細企業が部品等を製造する。
何となくのイメージに近いかとは思いますが、
一般的に皆さんが抱いている「下請け」とは
そんな数字的な話ではないと思います。
発注元から
言われるがままのモノを作らなければならない、
立場を利用した要求を押し付けられる、等の
感情を伴った定義なのではないでしょうか。
つまり、
「自分たちがつくりたいモノを提供したい」
「お客様に喜んでもらえるモノがつくりたい」
「言われるがままでなく主体的に取引したい」
このような想いを達成することが
「下請け脱却」の一般的なイメージ
なのではないかと考えています。
イメージ図で表すと、
これまでの下請けはこのような関係です。
それに対して、「下請け脱却」後は
このような関係性であるべきだと考えます。
ポジショニングとニーズの矢印向きが
違うことが分かると思います。
では、どうすればポジショニングを変え、
「下請け脱却」が出来るのでしょうか?
その鍵を握るのは「ニーズ」です。
この「ニーズ」を把握出来るかどうかで
矢印の向きが変わってくるのです。
購入者がどんな「ニーズ」を持っているかが
分かれば、自社から購入者に向けた方向性で
課題解決・願望達成の手段として商品を
提供することが出来るようになります。
顧客が欲しいのは商品ではありません。
課題解決・願望達成をするために
商品を購入するのです。
「下請け脱却」を望むのであれば、
顧客がどんな課題解決や願望達成の
「ニーズ」を持っているのか探索
することから始めていきましょう!
それでは、
本日の内容は以上とさせて頂きます。
最後までお読み頂き、
ありがとうございました。
次回配信をお楽しみに♪