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新規事業に取り組む時に”最初”にやるべき事 2022年9月14日

新規事業に取り組む時に”最初”にやるべき事 2022年9月14日

気温も少し落ち着いて来て、秋の気配を感じるようになって来ましたね。

今週末からシルバーウイークです。
旅行などにお出掛けになる方も多いのではないでしょうか?

県民割やブロック割などを行っている地域も多いようなので、
旅行等計画されている方はお得な情報を調べてお出掛けして頂ければと思います。

政府もGoToトラベルの代替として「全国旅行支援」を9月中に
再開する方向で調整を進めているようですね。
コロナ禍で苦境が続いていた観光業の方々にとっては朗報ですよね。
各々が感染対策の基本を徹底する事で、コロナ前のように自由に色んな所に
行く事が出来て、日本に活気を取り戻す事が出来たらと期待しています。

さて、本題に入ります。

本日は「新規事業に取り組む時に”最初”にやるべき事」についてです。

みなさんは新規事業を始める時に何を”最初”にやるべきだと思いますか?

結論から申し上げると、”最初”にやるべき事は

「全社員のベクトルを揃える」 事です。

そのためには、新規事業の「目的」と「定義」を決める事が必要となります。

「目的」とは、

『何のために新規事業に取り組み、どうなりたいのか?』ということです。

新規事業に取り組み、成功させるというのは手段でしかありません。

・「既存事業の市場が縮小しているため、新規事業で新たな収入源を確保する」
・「利益率の高い事業に取り組む事で、従業員の給料をもっと高くしたい」
・「介護ビジネスに新規参入する事で、少子高齢化が進む日本に貢献する」

などのように、新規事業という手段を成功させる事によって、
手に入れる「ありたい姿」があるハズです。

それこそが、あなたが取り組む新規事業の「目的」です。

この「目的」は、取り組む新規事業の「ゴール」とも言えます。

ですので、あなたが経営者や新規事業リーダーである場合は、
この「目的」「ゴール」という旗を全社員が認識出来るように
”高く”掲げる必要があるのです。

全社員がこの旗をいかなる時も見失う事なく、
常に目指して進む事が出来る「道しるべ」とするのです。

「道しるべ」を目指して全員が同じ方向に進む、
つまり、「全社員のベクトルを揃える」ということですね。

「そんなの当たり前だ」と思うかもしれません。

しかし、現実としては、強いリーダーシップを持ち、
「目的」「ゴール」を明確に示しているリーダーは以外に少ないのです。
また、ベクトルを揃えられている企業も極めて少ないのが実情です。

では、「目的」「ゴール」が明確にされてい”ない”場合に
どうなってしまうのかについて考えてみましょう。

この場合、一人一人がとても優秀で、一本一本のベクトルが長かったとしても、
それぞれが違う方向を向いているため、力を打ち消し合ってしまい、
全体としての力(ベクトル)は、太く長くなりにくい事がイメージ出来るかと思います。

逆に、一本一本は細く短いベクトルだったとしても、
同じ「目的」「ゴール」に向かって方向性が揃っていた場合は、
全ての力(ベクトル)が結集されて、太く長いベクトル=「強い推進力」とする事が出来るのです。

よって、
「全社員のベクトルを揃える」ために、
新規事業の「目的」を定める事が必要な要素の一つとなります。

もう一つの必要な要素は、新規事業の「定義」を決める事です。

経営を取り巻く環境が大きく変わるなかで、
成長を続けるためにはどのような成長戦略をとれば良いのか。

そのヒントとなる考え方、フレームワークの一つに
「アンゾフの成長マトリクス」というものがあります。
(URLをクリックして頂くとイメージ図をご覧頂けます)
https://04auto.biz/brd/wada-enterprise/001-QdbDhD.download

事業領域は「製品・技術」軸と「市場・顧客」軸で4つの領域に
分けられるという考え方ですね。

「4つに分けられた領域のどれを新規事業だと考えていますか?」
と聞かれた場合、あなたは何と答えますか?

考え方は人それぞれなので、何と答えて頂いても問題ありません。
あなたが思う答えが、あなたにとっての新規事業の「定義」となります。

それでいいのです。

ちなみに、私の場合は上記URLのファイル内の名称で言うと、
「新市場開発」と「多角化」を新規事業と考えています。

実際に、これまで多くの人に同じ質問をして来ましたが、答えは人それぞれです。
それだけ、人によって新規事業に対する考え方が違うということですね。

それ自体は何も問題はありません。

しかし!!!
一つの会社の中で、社員の考えがバラバラなのは大問題なのです!!
理由は、上記「目的」と同じです。

新規事業の「定義」というのは、
「あなたの会社が新規事業として、どの領域を進むのか?」という事です。

つまり、「定義」がバラバラという事は、
「それぞれが、違う場所を進んでいる」という事になってしまうのです。

なので、「目的」と同様にベクトルがバラバラになってしまい、
強い推進力・良い結果を得る事が出来なくなってしまうんですね。

あなたが経営者や新規事業リーダーだったとして、強いリーダーシップで
「目的」とする旗を高く掲げたとしても、他の社員が全然違うところで
好き勝手に進んでいるといった具合です。

これでは、良い結果を得られるのは難しいですよね(^^;)

ですので、「あなたの会社が新規事業として、どの領域を進むのか?」
という「定義」をしっかりと定める事が大事なのです。

そして、「全社員のベクトルを揃える」をしていきましょう!

さて本日は、
「新規事業に取り組む時に”最初”にやるべき事」は「全社員のベクトルを揃える」
事というお話をして来ました。

『三本の矢』という考え方を良く耳にして来たと思います。
一本の矢では容易に折れるが、三本まとめては折れにくいことから、
同じ方向を向いて束ねる事が大事という言い伝えですね。

「全社員のベクトルを揃える」というのも同じ考え方です。

全社員が一丸となって取り組む事によって、
強い推進力とする事が出来るようになるのですね。

「新規事業開発」と聞くと難しそうとか感じる方もいるかもしれません。
ですが、本当に大切な本質というのはシンプルなものです。

なので、当たり前の事を当たり前にやって、
全社員で一丸となり、同じ方向を向いて取り組んでいきましょう!!

そうすれば、必ず良い結果を得られる事が出来ます!!

それでは、本日の「新規事業に取り組む時に”最初”にやるべき事」
についての内容は以上とさせて頂きます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次回配信をお楽しみに♪