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「生成AIを使った営業の再設計」

「生成AIを使った営業の再設計」

先日、「よこはま動物園ズーラシア」に
遊びに行きました!

動物園って大人になると、
行く機会が減ってくるかと思います。

ですが、
ゾウやライオンなどを近くで見ると
いまだにテンションが上がりますね☆

5月とは思えない暑さで、
今年初(息子は人生初)のかき氷も食べました!

広大な敷地を歩くので健康にも良いですし、
童心にかえって楽しめるので、お勧めです♪

さて、本題に入ります。

本日は、

「生成AIを使った営業の再設計」

というテーマで話をしていきます。

今日は、少し先の未来ではなく
「もう始まっている」営業実態についてです。

テーマはズバリ、
「生成AIを活用して、
営業の“無駄な時間”を減らし、
売上を上げる仕組みをつくる方法」です。

中小企業の経営者にこそ、
知っておいていただきたい内容です。
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1. 営業の7割は“売上に直結しない時間”?

少しドキッとする数字から始めましょう。

ある調査によると、営業職が
「実際にお客様と向き合っている時間」は、
全体のたった30〜40%。

つまり残りの60〜70%は、
見積作成、提案書の作成、リストの手配、
過去の情報収集などに消えているのです。

この“売上につながらない時間”
御社の営業現場でも発生していませんか?
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2. 営業は「センスや経験」の世界だった。

今まではベテラン営業マンの
「経験・勘・根性」が頼りでした。

・この業界のお客様はこう話すと刺さる
・図面を見た瞬間に、課題が分かる

そういった“職人芸”の世界です。

でも今、生成AIがその“職人芸”を
「民主化」し始めています。

具体的には、
「この業界の顧客が困っているポイントを10個挙げて」
「歯のサイズが1mm違うだけで何が変わるかを解説して」
「〇〇社のHPを見て、今抱えている課題を想定して」
とChatGPTに投げかけると、
現場経験者に聞いたような
“あるある”の回答が即座に返ってきます。

新人営業でも、
5分で“業界通”の会話ができるようになる。

これは営業現場の革命です。
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3. “非同期”の世界で、1人が3人分働ける

AIの最大の武器は
「同時並行」で仕事できることです。

営業マンが電話をしている裏で、
・お客様のWebサイトから課題を抽出
・商談録を要約して提案資料の目次を作成
・CRMのデータから最適な提案タイトル生成

こんなことを、AIが“勝手に”やってくれます。

結果、今まで1時間かかっていた準備が、
10分で終わる。

「営業に集中できる時間が7割」
という理想が、現実になります。
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4. でも、生成AIが広がらない理由

ここまで聞いて、
「じゃあ、なぜもっと普及しないのか?」
と思った方も多いでしょう。

理由は、大きく2つです。
・使い方が分からない
・1回試してみたが諦めた

生成AIは、
命令(プロンプト)の出し方が命です。

でもこれは慣れの問題。
「IQの高い優秀な助手が遠隔にいる」感覚で
育てていくように使ってみてください。

1回で正解を求めない。
やりとりしながら、
理想に近づけていく感覚が大切です。
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5. セールスプロセスをAI対応に設計し直す

ただし、どれだけ優秀なAIを使っても、
肝心の“営業プロセス”が古いままだと
成果は出ません。

床にモノを置きっぱなしの家に、
ロボット掃除機を入れても
意味がないのと同じです。

たとえば、
・「見込みの高い企業リスト」をAIに分析させる
・「なぜ今この企業に連絡しているのか」をAIに言語化させる
・「競合他社の取り組みから、示唆を与える一言を考える」
・「自社の提案を、顧客の課題・緊急性・業界動向から再構成する」

こういった流れを
“AI前提”で設計する必要があります。

つまり、セールスプロセスそのものを、
「人間にしかできない部分」と
「AIに任せる部分」に切り分けるのです。
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6. AIは“売り込み”をやめて、
“示唆”を与える営業を可能にする

生成AIを使うことで、
営業の役割が変わります。

今までは「営業=売り込み」という
イメージがありましたが、

• 相手の事業環境や業界の追い風・向かい風を調査し(PEST分析)
• 顧客が気づいていない“根本課題”を一緒に発見し
• 最適なタイミングで、価値のある情報提供を行う

という、「気づき」と「示唆」を与える
営業にシフトできます。

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7. 最後に:営業トレーニングの未来

もう1つ面白い使い方があります。
「生成AIに“超難しいお客様役”を演じさせて、ロールプレイングを行う」
これ、実際に話しかける形式のアプリも出てきています。

今までは上司や先輩としかできなかった
「営業トレーニング」が、
AI相手に何度でも練習できる時代。

さらには
「AIに優秀な営業パーソン役をやらせて、
自分と比較してみる」ということも可能です。
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まとめ

今後の営業は
「現場の知見 × AI活用」
の掛け算が武器になります。

「知っているかどうか」
「使っているかどうか」で、
売上に差が出る時代。

特に中小企業は、
“人手不足”も“属人化”も避けては通れません。

だからこそ、
「生成AIを使った営業プロセスの再設計」
今こそ、取り組む価値があるのではないでしょうか。

ご興味あれば、営業体制の見直しや、
AI導入のご相談にも乗らせていただきます。

必要な方は、お気軽にご返信ください。

それでは、
本日の内容は以上とさせて頂きます。

最後までお読み頂き、
ありがとうございました。

次回配信をお楽しみに♪