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「“正しさ”より“おバカ”で勝つ」

「“正しさ”より“おバカ”で勝つ」

最近、TVのお笑い番組が少なくなりましたね。

ダウンタウンが出なくなったり、
オンラインカジノで書類送検される芸人が
出ている影響でしょうか!?

お笑い大好きな私としては悲しい限りです。

人は幸せだから笑うのはない。
笑っているから幸せなのだ。

私の大切にしている言葉です。
笑って生きていきたいですね(^^)

さて、本題に入ります。

本日は、

「“正しさ”より“おバカ”で勝つ」

というテーマで話をしていきます。

今日はちょっと、ガラリと視点を変えて
「勝ち続ける戦略にはバカが必要だ」という
なんともぶっ飛んだ話をさせてください。

「は?ふざけた話なら読まんぞ」

そう言いたくなるお気持ち、よくわかります。

でも、
今回のテーマは超・本格派のビジネス書
ストーリーとしての競争戦略』(楠木建 著)の
エッセンスをわかりやすくお届けするものなので
ご安心ください!笑

✅️大手に真似されない戦略の作り方
✅️価格競争から脱する方法
✅️従業員や取引先がワクワクするストーリー

そんなヒントが、てんこ盛りです。

多くの方はビジネスとなると
目先の合理性や効率を重視しがちです。

それ自体は素晴らしいことですが、
「長期で勝ち続ける会社」には
ちょっとした“おバカ”な要素が必要です。

「戦略=ストーリー」が腹に落ちた瞬間

さて、まず本書の大前提です。

良い戦略には、
“面白いストーリー”があります。

これ、言い換えれば
“話したくなる未来図”があるかどうか、
という話です。

社内資料でよく見かける
「業界シェア5%向上」みたいな文言。

数字だけ並べられても、
社員も仕入先も顧客もワクワクしません。

一方で、
「うちの製品がこう進化して、
結果的に○○業界のあの問題を解決する」

そんな未来がスルッと想像できる戦略こそ、
相手の心を動かします。

戦略を語ったときに
「それ、なんか面白そうやな!」
「やってみたら、確かにスゴイことになりそう」
と、聴いた人の顔がほころぶ。

そんな“ストーリー性”こそが、
競争優位をつくるんです。

ポイント①:
「一見バカ」に見える戦略を盛り込む

まず最重要なのが、これです。

「あえて賢くならずに、おバカになる」

いやいや、
真面目にビジネスをやってる人からすると
「ふざけるな」と怒られそうな言葉ですが、
ご安心ください。

ここで言う“バカ”は、
ただの愚行ではありません。

それは
「一見して非合理だが全体的に見ると合理的」
言ってみれば“計算されたバカ”のこと。

例として紹介されていたのが、
スターバックスの話です。

スタバは日本進出の際、当時の常識である
フランチャイズではなく、
全店直営という手法をとりました。

普通に考えたら、展開スピードが遅くなるし、
投資負担も大きい。

でも、スタバの本質が
「サードプレイス=安らぎ空間の提供」
だとすれば、
この“非合理”はむしろ理にかなっている。

フランチャイズ化してしまうと、
コンセプトが担保できない。

だから直営で統一した空間をつくる。
それが戦略の核心だったわけです。

一見、非合理。
でもこれが積み重なれば
“御社にしかできない核”として
お客様の心に深く刺さり、真似されない。

他社が「アホやな」と思う戦略にこそ
核を見出すことができるのです。

ポイント②:
「未来」より「過去」にヒントがある

戦略は「未来予測」だと思われがちです。

でも、実は本当に力を発揮するのは
「過去の棚卸し」だったりします。

例えば、
「うちの創業者は“どんな無理難題も断るな”が口癖だった」
「職人が“納期最優先”を貫いてきたから信頼がある」
「昔の失敗から“工程の見える化”がウリになった」

これらの“積み重ね”こそ、唯一無二の強み。

時代がどう変わっても、
会社の根っこには「らしさ」がある。
そこから導かれる戦略には、深みが出ます。

流行りものに振り回されず、
地に足の着いた戦略を描く。

ポイント③:
「真似されること」を恐れない

最後は、ちょっと耳が痛い話かもしれません。

「ライバルに真似されるのは、
うまくいっている証拠」

腹を括った方が早いです。

製品でも工法でも、
うまくいけば必ず真似されます。

だから大事なのは、
「真似されても勝てる構造」を持つこと。

たとえば――
・価格ではなく“納期”で選ばれている
・技術ではなく“人”でリピートされている
・製品ではなく“体験”で記憶されている

こういった
“真似しづらい要素”を戦略に組み込むことで、
真似されてもへっちゃらな強さが出てきます。

トヨタが「トヨタ生産方式」を
わざわざ公開してるのも、
「真似されても勝てる構造があるから」です。

最後に:
成果を出し続けたいなら、「おバカ」を入れる

合理的な判断は、
間違いを減らすには有効です。

でも、勝ち続けるは
“合理”ではなく“ストーリー”が武器になります。

周囲から
「それ大丈夫?バカじゃない?」と言われても、
会社の“らしさ”を貫き、全体像を語れるなら、
それは最強の戦略です。

今、新しい挑戦をしようとしている方。
あるいは、差別化に悩んでいる方。

ぜひ一度、意識して
“ちょっとおバカ”を盛り込んでみてください。

あなたの会社だけの、“面白いストーリー”。

きっと見つかります。

ちょっとおバカなストーリーができたら
ぜひ、聞かせてくださいね♪

それでは、
本日の内容は以上とさせて頂きます。

最後までお読み頂き、
ありがとうございました。

次回配信をお楽しみに♪