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「新規事業の“失敗の法則”とは?」

「新規事業の“失敗の法則”とは?」

高知の両親が孫に会いに来てくれました。
息子もジジババに遊んでもらって大興奮!

少しは親孝行ができたのかなと感じました。

何よりも驚いたのは、両親は東京に来る前に
行き先の分からないミステリーツアーに
参加してきたとのこと。笑

私のチャレンジ精神は
両親から育まれたのかもと感じました。笑

さて、本題に入ります。

本日は、

「新規事業の“失敗の法則”とは?」

というテーマで話をしていきます。

中小企業の経営者とお話させて頂くなかで
つぎのようなお悩みを良くお聞きします。

「新しいことをと思っているんですが…
なかなか一歩が踏み出せなくて」

「何か新規事業をやりたいんだけど、
何をしたら良いのか分からない」

多くの経営者がこの“モヤモヤ”を
抱えたまま一歩を踏み出せないでいます。

しかし、この一歩を踏み出せすかどうかが
新規事業においてはとても重要な要素です。

今日は私の知見から、
「新規事業における99%の失敗の理由」と、
それを回避するための視点をお伝えします。

■ 新規事業は「やりたい」から始まる

シンプルですが、とても重要な本質です。

新規事業がうまくいくかどうかは
事業計画の完成度でも、資金でも、
マーケットの大きさでもありません。

唯一問われるのは、
「自分が本当にやりたいかどうか」です。

私はこれまで数多くの中小企業経営者と
新規事業の事業計画を練ってきました。

その中で、数字が整っていても
途中で立ち消えになる案件もあれば、
荒削りでも最後まで走り抜ける案件もあります。

その違いは、経営者の「想い」の強さです。

“論理”より“感情”。
「どうしてもこれを事業にしたい」

この想いがあるかどうかで、
困難にぶつかった時の踏ん張りが違ってきます。

■ 「99%が失敗する理由」は、みんな同じ

新規事業がなぜ失敗するのか。
これ、実はパターンが決まっています。

一言でいえば、
「本業の延長で考えてしまう」ことです。

製造業の例で言うと、
品質保証、納期厳守、効率重視などといった
文化が根付いています。

それ自体は素晴らしいのですが、
新規事業においては“真逆”が求められます。

• 完璧でなくても、とりあえず出す
• 「やってみなきゃ分からない」を許容する
• すぐに結果が出ないことも“想定内”とする

本業マインドが強いと、
本業からの圧力によって止められてしまう。

私の支援先でも
補助金を獲得して新規事業を進めていても、
社内の「前例主義」によって頓挫する事例を
何度も見てきました。

“前に進もうとする人”より
“現状維持を好む人”の方が
組織の中では圧倒的に多い。

だからこそ、
経営者が「本気」で、
先頭を走る必要があるのです。

■ 行動だけが「やりたい」の証明になる

「やりたい」と言葉で言うのは簡単です。

でも、私が見てきた限り、
“本当にやりたい人”には共通点があります。

それは「すでに動いている」こと。

・展示会に出て、反応を見てきた
・とりあえず試作を少量だけでもつくってみた
・自腹でSNS広告を1万円だけ試してみた

こういう行動があるかどうかで、
口先だけの企画か、意志のある挑戦かが分かります。

私は常にこう言います。

「頭で考えても意味がない。
小さくてもいいから、まず動くこと」

中小企業の新規事業にとって、
一番のリスクは「失敗」ではなく、
「始めないこと」です。

■ 成功は、失敗の“塊”でしかない

よく「成功事例を教えてほしい」と聞かれます。

もちろんお伝えしますが、
私はいつもこう付け加えます。

「成功の裏には幾多の失敗があるんです」と。

成功は、氷山の一角です。

その下には、見えない努力と試行錯誤の
繰り返しがあります。

一回で成功するなんてことはありません。

失敗を前提に組み立てる。
その姿勢があるかどうかが、分かれ道です。

■ 小さな実験から「自分の物差し」を持つ

新規事業というと、
「何かすごいことを始めなければ」
と思いがちです。

でも、本当は小さくても大丈夫です。

• 社内でサンプルだけ配って反応を見る
• SNSで反応を見てみる
• パンフレットを配って反応を見る

こうした“小さな実験”こそが、
事業の本質に気づく最短ルートです。

そして、それを通じて初めて
「自分の物差し」ができます。

「これは面白い」「これは自分の性に合わない」
頭で考えるのではなく、体で感じる。
それが何よりの財産です。

【まとめ】
~99%の失敗を避ける、ただひとつの方法~

新規事業は、9割以上がうまくいかない。
それは事実です。

でも「失敗のパターン」を知っていれば、
回避できます。

✅ 「やる意味があるか?」ではなく
「やりたいか?」を問い直す

✅ 本業マインドを切り離し、
あえて“不完全なまま始める”勇気を持つ

✅ 行動こそが、意志の証明であると心得る

✅ 成功の裏にある失敗を、
“当然”と捉える視点を持つ

✅ 小さな実験から、自分の物差しを育てる

もしあなたの中に、
「本当は、やってみたいこと」があるなら
今が動き出すチャンスです。

失敗するかどうかは問題ではありません。
やらないまま終わることこそ失敗です。

このメルマガが、
小さな一歩の後押しになれば幸いです。

それでは、
本日の内容は以上とさせて頂きます。

最後までお読み頂き、
ありがとうございました。

次回配信をお楽しみに♪