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売上づくりのヒントを更新しています。
「売上を上げるためには?」 2022年6月15日
関東は梅雨入りをし、雨の日は気温が下がり、
肌寒く感じる日も多いですね。
高い成果を出す、人を動かすために必要なのは、
自分自身がエネルギー高くいることです。
そのために、健康でいることは必須条件です。
体調を崩さないように気をつけて下さいね!
さて、本題に入りたいと思います。
本日は「売上を上げるためには?」について話をしていきます。
みなさんは「売上を上げるためには?」と聞かれたら、
何と答えますでしょうか?
マーケティングの大家であるジェイ・エイブラハムは
「売上」=「客数」×「客単価」×「購入頻度」
と定義しています。
つまり、売上を上げるために必要な要素は
次の3つしかないという事ですね。
・客数を増やす。
・客単価を上げる。
・購入頻度を高くする。
そして、大切なのは上の関係性が
「掛け算」になっているという点です。
つまり、どこかを下げれば、どこかをその分
増やさないといけないという事です。
日本企業で良くやりがちなのは、
「客単価」を下げて「客数」を増やそうとする事です。
値引きセールなどは典型例ですね。
在庫を減らす必要がある等の場合は良いと思います。
しかし、「売上を上げる」という目的で考えると、
「客数」をその分増やさないといけなくなるんですね。
例えば、売上を120%にしようとした場合。
「客単価」を80%に値下げしたとすると、
「客数」は150%にしないといけない計算になります。
これは、かなり難易度が上がってしまいます。
なので、基本的に「客単価」を下げる事はお勧めしません。
あなたの商品・サービスの価値をしっかりと理解してもらい、
提供価値に見合った価格設定をしていく事が肝要です。
こんな風に思った方もいるのではないでしょうか?
『「客数」は増やさなくて良いのか?』
もちろん、増やした方が良いです。
ですが、どの程度売上を上げるかにもよりますが、
むやみに増やす必要はありません。
パレートの法則というのを聞かれた事はありますでしょうか?
「全体の数値の8割は、その内の2割の要素が生み出している」
という経験則のことです。
この法則は色んな場面で当てはまっているものです。
試しに、あなたの会社の売上を分析してみてください。
売上の大部分は、得意先(常連客)から得ているのではないでしょうか?
つまり、むやみに「客数」を増やす必要はなく、
少数の得意先(常連客)を獲得すれば良いのです。
そのためにはどうしたら良いのか?
『ターゲットを絞り、提供価値を理解してもらう』
必要があります。
この辺りの説明は、またの機会にさせて頂きます。
本日お伝えしたかったのは、
「売上を上げるためには、提供価値を理解してもらい、
満足な価格設定をしていく事が大切である」という事です。
「客単価」を下げて「客数」を増やすというのは
体力のある大企業に適した戦略となります。
日本の大多数を占める中小企業においては、
価格は保持した上で、得意先(常連客)を増やしていく
戦略を心がけていきましょう!